生 誕 birth

圓應寺 Buddhist memorialの生誕用画像

新しい生命とご縁を結う。新しい家族が一人増えることです。
お寺を尋ね、阿弥陀さまとご先祖さまに真っ先に感謝の報告しましょう。
感謝と悦びをみんなでお祝いしたいものです。成長をお祝いにお寺にお参りする。
この習慣こそが、「仏のちから」家族の絆を強くお守りするのです。

子授け・子宝祈願

黒田官兵衛公の生涯ただ一人の室、みつさまは御年十五の時、官兵衛公のもとへ
嫁ぎ、翌年十二月三日には、黒田家の後継ぎである松寿丸を授かります。
このご遺徳におすがりしてあやかり、赤ちゃんをお授かりいたしましょう。
圓應寺本尊であります、弥陀三尊さまと地蔵菩薩さまに御祈願いたします。

安産・胎教祈願

赤ちゃんを宿したならば、夫婦でお寺に行き、赤ちゃんに代わって仏さまに掌を合わせ、ご加護をいただくのが浄土宗での習わしです。
申し子、 お授かり、 お宿り、 といったことばは古来からの妊娠を意味することばです。
こうした「いにしえ」からの表現も私たちの力が及ばないようなものによって、赤ちゃんを授かったという言い回しだということに気付かされます。
こうした自覚を持って、 阿弥陀さまの前で戒をうけることで日々の安心を母親が、そして父親が持つことによって、胎教の準備ができたと考えてください。親の精神の安定があっての最初の子育て、つまり胎教がこの受戒から始まるのです。
五カ月目の戌の日に、阿弥陀さま、観世音菩薩さま、地蔵願王尊さま等一切の三宝に安産無事ということで母体の健全と、胎中の安穏、産生福子をお祈りいたします。
お母さんは赤ちゃんの胎動を一番よくしり、感じ、また赤ちゃんもよくお母さんの心を感受します。
だからこそ身を安らかにたもちながら、善き言を口にし、善きことを念わば、赤ちゃんはそれをまた善く感受して、安穏に生長していきます。言いかえれば、安産の御祈願は最高の胎教の一つでもあるのです。

生誕祈願

初詣り法要

赤ちゃんを授かって、男児は30日目、女児は31日目頃に初めて両親と赤ちゃんがお寺に参拝し、無事な出産を感謝して、ご先祖さまに報告し健やかな成育を願います。

百日参り法要

地域によっては100日目に行うところもあります。赤ちゃんの体調などを考え期日の前後で最良の日を選びお参り下さい。

初詣りのお礼(一年)参り

翌年、赤ちゃんが産まれて初めての誕生日にお寺に詣り、無事に1年を迎えたことの喜びや感謝を仏さまにご報告と益々のご加護をお祈りされてはいかがでしょう。

節句法要

生まれてから初めて迎える節句を「初節句」といい、子供の健やかな成長を願うとともに、厄除けの意味も込めてお祝いします。

雛祭祈願

立春頃から飾る雛人形は元々、草や藁、紙などで作った「ひとがた」の体を撫で穢れを移し、それを川に流したり、海や山へ出て一日を過ごし、桃などの自然の生命力をもらうなどして健康を祈って厄災を祓います。 女の子は3月3日の「桃の節句」に雛人形を飾り、ちらし寿司や甘酒などをいただきます。
桃の節句を前に極楽世界の心地よい風や空を観ずることができる「阿弥陀経」や極楽世界を観想する「観無量寿経」にて健康を祈り、厄災を除ける祈願もいいでしょう。

端午の節句祈願

5月5日の「端午の節句」に鯉のぼりや武者人形などを飾り、邪気をお祓いするとされる菖蒲の茎をいれた菖蒲湯に入ります。
「菖蒲」から同じ読みの「尚武」に通じるとして“身を守る”「武具」を飾り、たくましく立派に育って、災害や病気、事故などから身を守っていただけますようという思いの節句に、戦国を生き抜いた黒田家にあやかり、心身健全、無病息災を御祈願いたします。

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