~静の瞑想~ 圓應寺観察行マインドフルネス浄土禅『其光如光』2022.9

日付/時間
DATE:2022年9月11日(日) 18:30 - 20:30

会場
浄土宗照福山顕光院圓應寺

カテゴリー


水想観と花の瞑想

九月の観察行 静の瞑想「マインドフルネス浄土禅」のご案内です。
時節は「白露」 草花の上に降りた朝露が、白く涼しく見える頃。
「露の己が姿をそのままに 紅葉に置けば紅の玉」一休禅師
透明な色の無い一滴の白露は、綺麗な紅い紅葉の葉上に自ずからルビーの輝きを見せ、みずみずしい緑葉に止まれば翡翠の様に青く見えます。
人が向かい合う時、私たちはつい「自我」が出てしまいます。
仏教では「やわらかい心」柔軟心で個性の異なる如何なる相手にも、自分のほうから合わせていく事の出来る自分の心持ち、姿「同事」の教えがあります。
「同事の心」とは自分の心を相手に行きつかせる事、すなわち相手が自分の心をうけとって納得して頂く事です。
そのために先ず「白露」の如き透明になって自分が自分にくいちがいが無いように肩の力を抜いた「確立した自分」であって初めて「同事」が現成します。
お彼岸もすぐそこです。真西の極楽浄土に思いを寄せる『水想観』を実践しましょう。『観無量寿経』に説かれるこのことばは、生きとし生けるものが、この世の縁尽きる時に必ず生まれるといわれる、浄土の光景を瞑想するものです。夕焼けの先の浄土の光景は白露と同じく、透き通った「水」を想うことから、「善」と「浄」に満たされ、あたたかい光に包まれて功徳を得るのです。
そして「その光 華のごとし」この時空に満ち満ちて、無条件にあらゆるいのちを包み込む光に目を向ける時、個々のいのちが華としての光彩を放ちはじめるのです。そこには万物が帰一する理想世界を胸に秘めています。
また、二日前の9日は、命を尊び、風情溢れる「重陽の節句」です。五節句を締めくくる行事として、不老長寿や繁栄を願ってきました。
菊を用いて不老長寿を願うことから別名「菊の節句」。まさに菊の美しい季節に古来より薬草としても用いられ、寿命を延ばす「延寿の力」を持つといわれる光彩を放つ菊をイメージして「花の瞑想」に挑戦しましょう。言わずと知れた仏花でもある菊は「窮まる」がその語源で、「一年の最後に咲く花」という意味であるともいわれます。
一炷は坐禅のスタイルで暗闇道場で五感を研ぎ澄まし、過去でも未来でもないhere and nowを瞑想します。
二炷目は水想観にて「彼岸」たる西方浄土を五感をフルに使い瞑想致します。
三炷目は重陽に菊をイメージして「花の瞑想」にチャレンジ致しましょう。
秋の夕暮れ太陽が沈みゆく彼岸に向けて、ひたすら。万物の生命の源であるあたたかな陽の光、水の光りを観想し、その溢れる花のごとき光と「同事」となって光明に心身は包まれ、ニュートラルな力みのない心身となります。
「観察行」とは、「身」「口」「意」の行体形の中でいう「意」の仏道修行の一つです。つまり内観の行です。
「今」から離れがちな心をコントロールして、水と花を結ぶその光が心身を、世界を包むイメージトレーニングが「ここ」に「幸せ」の瞬間を味わう基本軸を作るマインドフルネス瞑想行となります。
マインドフルネス浄土禅で身と心を静かで和やかな慎しみをまもり、上昇する気の流れを取り入れます。この集中力のトレーニングがストレスの軽減と不安の軽減、そしてくもりのない眼で世界をみることで幸せに気付きます。
初めての方も、レクチャー後に皆で「加行」を開始いたしますのでご安心ください。
礼拝行とともに六度のチャレンジで「先達(せんだつ)」の称号を授与し、圓應寺輪袈裟を贈呈致します。
心に働きかけ、自分の中に存在する清らかな静寂を見つめるシークエンスを実践しましょう。
定員は 10名(先着順にて予約をお受付いたします)
修行を志される皆さまの健康と安全を守るために感染拡大の防止に努めております。
この修行に関しては、定員10名に縮小の対策を取って行ないます。
皆さまには基本的感染対策をよろしくご理解ご協力賜りますようお願い申し上げます。
参加料金は 2,000円
携行品、服装
軽い運動ができる服装、あれば数珠

予約

現在、予約受付期間ではありません。

タイトルとURLをコピーしました