~静の瞑想~ 圓應寺観察行マインドフルネス浄土禅『ウエサク』2022.5

日付/時間
DATE:2022年5月15日(日) 18:30 - 20:30

会場
浄土宗照福山顕光院圓應寺

カテゴリー


ウエサク満月を浴びながら

観察行、静の瞑想「マインドフルネス浄土禅」のご案内です。
心配の絶えない世の中の昨今、暦の上では年年歳歳変わらぬ立夏を迎え、花散しの雨から五十日の頃には蛍が飛びます。
5月の満月は、天界と地上との間の扉が開いて 強いエネルギーと神々の祝福が降りそそぐ、ウエサク満月。月光浴の諸法無我瞑想を致します。
このような時こそ、人が持つ優しさを分かち合う時。癒しの調べでゆったりとした瞑想時間をごいっしょに。
人間は美しい花や蛍だけをつい愛でてしまいがちですが、美しい花をさかせ、生き物が生きられる恵みを与えてくれるのが土です。その「働き」に気づき、「おかげさま」と感謝して生きること。見えないところの働きに感謝をすること。気づくこと。そして日々を丁寧に生きていくこと。これが「修行」です。
「諸法無我」とは世の中のものは全て単独で存在しているのではなく、関わりの中で生きているということ。私が私として存在できるのは、まさに他者への「おかげさま」。
「自我」は年齢を重ねれば重ねるほど、経験や煩悩が蓄積して確立していき、簡単に自分を「ないもの」には出来なくなります。
例えば「自分探し」をしている方はいらっしゃいますか?
「自分らしさって?」「本当の自分って?」
そのように”自分” という枠の中にアイデンティティを探すのはよくあることだと思います。そしてやっと見つけた、または確立したアイデンティティからブレないように必死にしがみついてる事もあります。
なかなか難しいことですが、まずは自我に執着していることに気づくこと。その瞬間から自分が変わるチャンスが訪れます。
精神的には『先が見えない』という、一度も経験したことのない状態“未知への不安”深刻なストレス、目に見えない気持ちの揺らぎが起きやすいということ。
大きな試練が襲い掛かって来ている今、いままでやってきた仕事が減り、例外的な物事が増え、脳もフル回転させなくてはならないという脳が疲弊せざるを得ない環境が心と身体に疲労を作っていってます。
自分のマイナスの感情、うまくいっていない状況に無理にフタをするのではなく、優しさと思いやりを持って向き合う。そうすることで脳の疲れに気づき休養を取ることができます。
「自我」と「未来」にしがみつく疲れのない「無我」の「今」を観て気づき、心も身体も上手にケアしましょう。

ウエサクの月の瞑想と諸法無我の瞑想

今回は場所を境内に移して月影を浴びながらきよめ、はげみ、めざめの合計三炷を致しましょう。
一炷は坐禅のスタイルでウエサクの満月灌ぐ境内で五感を研ぎ澄まし、過去でも未来でもないhere and nowから諸法無我「空間の中にいる我(われ)」を観じていきます。
自分らしさへの執着は、時にとても面倒で厄介なものかもしれません。
「無我」を瞑想していくことをしてみましょう。
繋がりから「無我」を感じ、感謝して心地よい自分を自分で選択していける幸せ。
自分とは、きっと自分らしさは求めるものではなくて、周りとの縁起の中で自然に生まれてくるものだと気付きます。
執われから離れたら二炷目、三炷目は、もう少し積極的にイメージして集中するトレーニングをします。
それは「愛しさの瞑想」。
目に見えないほどの生命の奉仕によってあなたは生かされています。
そうした、愛し合い生かし合う世界、しかし、常に変転変化きわまりない世界で”今ココ”にあなたは存在しています。
「諸法無我」の気づきを得る。
大宇宙、大自然の神仏の恵みに感謝して、降り注ぐ弥陀の心たる月の光を感じ今があることに報恩謝徳する。
それが明日からをしっかり生きていく心身の状態を作り、保っていくことになります。
変わりゆく時代の中で、変わらないものを見つめる。新時代のバトンを自然界から受け取る、特別な時間になれば幸いです。

月光浴したムーンウォーター「ウエサクの満月水」を授与

「観察行」とは、「身」「口」「意」の行体形の中でいう「意」の仏道修行の一つです。つまり内観の行です。
「今」から離れがちな心をコントロールして、「無我」からの「おかげさま」「愛しさ」を観察するトレーニングが「ここ」に「幸せ」の瞬間を味わう基本軸を作るマインドフルネス瞑想行となります。
マインドフルネス浄土禅は身と心を静かで和やかな慎しみをまもり、ストレスの軽減と不安の軽減、感謝と愛情の思考、そしてくもりのない眼で世界をみることで幸せに気付かせてくれます。
終了後には、ウエサク満月の知恵と慈悲と光を浴びた「明水」をお授けいたします。
初めての方も、レクチャー後に皆で「加行」を開始いたしますのでご安心ください。
礼拝行とともに六度のチャレンジで「先達(せんだつ)」の称号を授与し、圓應寺輪袈裟を贈呈致します。
ご一緒に心に働きかけ、自分の中に存在する清らかな静寂を見つめるシークエンスを実践しましょう。
定員は10名(先着順にて予約をお受付いたします)
Facebook招待メッセージがなくても参加できますので、お友達をお誘いの上、ご参加ください。
参加料金は 2,000円
携行品、服装
寒く無いよう防寒してください。軽い運動ができる服装、あれば数珠
【修行を志される皆さまの健康と安全を守るために】
以下の通り、感染拡大の防止に努めております。
寺内の取り組みについて
・全寺族が定期的な手洗い、うがい、アルコール消毒を実施しております
・平常清掃に加え、定期的なアルコール消毒を実施しております
(共用箇所の手すりやドアノブ、トイレ、入口周辺)
・共用箇所にアルコール消毒ポンプを設置しております
(本堂入口付近と堂内机上など)
・堂宇内の定期的な換気とお席は間隔を空けてご用意いたしております
皆さまに安心、安全にお過ごし頂けますよう衛生管理を行っております。
その他この修行に関しては、
①境内での実施
②定員10名に縮小
③瞑想中は「黙を破らず」であるため会話はない
の対策を取って行ないます。
皆さまへのお願い
お越しの前に、発熱や咳、息苦しさ、倦怠感の症状がある場合は、お出かけをお控えいただきますようお願い申し上げます
・風邪のような症状がある方
・37.5度以上の発熱がある方、および発熱が数日間続いている方
・息苦しさや倦怠感のある方
体調に不安がなくとも、ご高齢者・基礎疾患をお持ちの方、妊娠中の方、未就学児童をお連れの方は、関係機関の情報を参考にしていただき、慎重なご判断をお願い致します
皆さまのご理解ご協力賜りますようお願い申し上げます。

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