十夜会大法要

大法要

お十夜のつどい -11月3日-

生けらば念仏の功積もり死なば浄土にまいりなん
十夜会法要は南無阿弥陀仏のみ名を称えて善根を積む法要です。
お十夜は、お念仏の尊さを知り、感謝の気持ちを込めてこれをお称えする大切な法会です。
この法要は、浄土宗で最も大切な経典の一つ『 無量寿経』の巻下に、 「この世において十日十夜の間善行を行うことは、仏の国で千年間善行をすることよりも尊い」と説かれていることによって、その教えを実践したもので、 10日10夜にわたり 不断念仏を称えて 別時の念仏を修し、阿弥陀さまのお慈悲に感謝する法要であります。

今日ではその期間も10日間から5日、3日、あるいは1日と短縮されて行われていますが、この大切な念仏会に参加し、仏の国での千年の善行にも勝る善行を、ぜひ積んでいただきたいものです。
法然上人は、どこにいても、なにをしていても南無阿弥陀仏を称えよ、とすすめておられます。
南無阿弥陀仏と口に称えて仕事をしなさい、その仏の御名のなかに生活しなさい、とおしえられています。
阿弥陀仏の御名をすぐに口に出して称えるほど、私たちは仏の願いに近付くことになるのです。
すると私たちは素直な心になり、今日の生活に必ず光が差し込んできて、生き生きとした平和なくらしができるようになります。
それは明日の生活にもつづいて、日ぐらしの上に立派な花を咲かせてくれます。法然上人のおしえは、今生きることによろこびを感じることであります。
念仏を称えながら、充実した日々をお過ごしください。

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