御忌会のつどい -6月-
手を合わせ 心あわせて 幸せに
宗祖法然上人の亡くなった忌日、ご遺徳をしのんで行う法要を御忌会といいます。
宗祖法然上人は、 建暦2年(1212)1月25日、御歳80歳、京都・東山の吉水、現在の総本山知恩院の地でお亡くなりになられました。
法然上人のご生涯は、み仏の限りない慈悲の光のなかに生かされ、限りない生命の歓びをかみしめるために、ただ「南無阿弥陀仏」を称えよ、とわたしたちにお勧めくださったことにつきます。
そしてそのおおらかなお念仏のみ教えは、今わたしたちに、生きる勇気と歓びを与えてくれます。
御忌のこころは、 求道研鑚の日々を送り、念仏信仰をあまねく広めた上人のお徳を偲び、感謝の気持ちをささげること。
もちろんそれには、「南無阿弥陀仏」のお念仏をおとなえすることが大切です。
ぜひ、参詣され、御忌会に際して大いに上人をしのび、報恩と感謝のお念仏を称えましょう。ご先祖や故人をしたう供養は即ち自分をとりまく世界のすべての感謝の気持ちにつながります。